日本市場は、50何年ぶりという、13日連続の下げのまま来週を迎える。
さて、ここ2週間の流れを振り返ってみると、まず、アメリカ景気の先行き不透明感、および各種統計の数値が予想より悪かったことなどで、全般にNY市場は下げだった。
NY市場は、これまでも、13000ドル台から、現在の11000ドル台まで、上がったり下がったりをしながらも徐々に下げてきていた。
現在は1年半ぶりの安値水準になっている。
日本市場は、この2週間以前は、アメリカ市場が徐々に下げている傾向を無視して、株屋が、「他国に比べて値ごろ感のある日本市場は上がりますよ」、「日本経済の基盤はしっかりしていますから大丈夫です」という、政府の景気に対する大本営発表を基本に、上がる上がるとはやしたてられ、実際そう言われて買いが入ると上がるものだから、14000円台まで上がっていたのが、原油高、再度の円高、金融不安、物価値上げによる国内景気の冷え込み懸念などが、徐々に滲みだし、安値で買ってあった海外投資家は、利益を確保するために売りに転じ、株価は下落を始めた。
ここ2週間の最初の方は200円以上の値下がりで始まった。
だが、ここのところは、下げてはいるが、その下げ値はごくわずかだった。これは、馬鹿が買いに出ると、海外投資家が売るという構図で、もみ合い状態が続いているためであろう。
馬鹿は死ね。
日本の経済は、実際には、非常に悪いと言っても過言ではない。一部輸出大手が、好決算を上げて経済指標を引き上げているし、景況感の発表などは、明らかに大本営発表だ。
経営者の実感などの調査では、景気は悪くなっているという声が大きい。
つまるところ、今は株は買い時ではないということだ。
持っているなら、塩漬けにして待つ時期。
当面は、13000円のラインを割るかどうかがポイントになるだろう。
前にも書いたが、個別銘柄は別にして、全体としては、上がる状況にないことを知るべきだ。
原油価格は、少しは緩むにしても、高値で張り付く可能性が高い。
そうなると、景気減速は世界中に広がる。
物価は上がっている。すなわち、最悪の状態であるスタグフレーション到来の可能性があるのだ。
あくまで可能性だが、その時期に株を買うのはばかげている。
ここで、北京オリンピックまで、中国政府がひた隠しにしている、中国の国内事情がオリンピック後にボロボロ出てきたら、中国バブル崩壊もあるかもしれない。そうしたら、世界大恐慌の始まりもありうる。
このようなマイナスの展望は描けるが、プラスの展望は描けないのが今の状況。ならば、株は大きく上がることはないと考えるのが妥当。
上記の各種マイナス要素がクリアされて、景気が安定する状態になれば、また投資の機会も巡ってこようが、今はその時期ではない。
そういう見極めが必要。
株屋の言うことは信じてはいけない。

